吉川デンタルブログ

新大阪臨床セミナー 「禁煙治療と口臭治療への歯科衛生士の関わり」

2012.03.09

◎ 禁煙治療
※ 生活習慣要因が歯周病に及ぼす影響
  1)喫煙     2)肥満     3)年齢《喫煙》
 ・ 喫煙年数が少なくてもリスクが高くなる
 ・ 歯周病関連菌よりヘビースモーカーの方がリスクが高い
 ・ 一日9本でも0本の人の3倍のリスク、10~30本では5倍になる
 ・ 10年以上禁煙で吸わない人と同レベル
 ・ ガムタバコもリスクあり


※ 喫煙が歯周病を増加するメカニズム
 ・ 酸素量低下で嫌気性菌が増加
 ・ 繊維芽細胞の破壊、付着の喪失
 ・ 前歯部など煙のあたる部位に多く発症
 ・ 治療しても細菌が減少しない
※ 歯周病以外の喫煙のリスク
 ・ 口腔癌
 ・ 白板症
 ・ ニコチン性口内炎
 ・ 白色水腫
 ・ 慢性肥厚性カンジダ症
              など
※ 歯科衛生士の役割(禁煙サポートの4つの基本)
 (1)患者の喫煙習慣を尋ねる。喫煙習慣評価表を用いる。
 (2)禁煙に関心のない患者に助言し、関心を高める。(無関心期)
 (3)禁煙に関心がある患者の禁煙準備をサポートする。(関心期)
 (4)禁煙を望む患者に禁煙実行を勧め、禁煙実行をフォローする。(準備期)
※ タバコをやめにくくする3種類の依存
 (1)心理的依存・・・・手持ちぶさた、口さみしい
 (2) 社会的依存・・・・喫煙しやすい環境、友人とのつきあい
 (3)ニコチン依存症・・渇望、ニコチン退薬症状
※ 歯科診療への禁煙指導の導入
 (1)コーディネーターの指名
  ・ 禁煙プログラムの理解
  ・ プログラムの運用
 (2)チームアプローチ
 (3)診療室環境の整備
  ・ 診療室の禁煙、灰皿の除去
  ・ 禁煙サイン、ポスターの掲示
  ・ タバコ広告の排除、教材の展示
 (4)患者の喫煙状況を把握する。

◎ 口臭治療
※ 口臭の分類
 (1)生理的口臭・・・月経時、プラークなど
 (2)病的口臭・・・・扁桃炎、副鼻腔炎、糖尿病、腎不全など
 (3)心因性口臭・・・仮性口臭症、口臭恐怖症(幻臭・・精神分裂症、うつ病など
※ 原因物質・・原則として口臭物質が揮発して臭いとなる
 ・ 揮発性硫化物(硫化水素、メチルメルカプタン、硫化ジメチル)
※ 問診
 (1)口臭の既往歴
    ・いつから ・どうして気づいたか  ・現在はどうして口臭があると思うか
 (2)口腔内の自覚症状
 ・口腔内の違和感(べたつき、苦味など) ・口が渇く ・変な味を感じる ・舌が痛い ・舌が白い
 (3)口腔清掃について
 ・習慣 ・器具 ・口臭軽減のための工夫
 (4)口臭に対する気持ち
 ・ 辛い気持ちの点数化 ・口臭治療に対する気持ち
※ 口臭治療

◎ 保健指導
 ・モチベーション ・口腔衛生指

◎ 歯科的処置
 ・PMTC ・歯周処置 カリエス処置 補綴物再製

平成18年12月
歯科衛生士   江本ゆかり

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