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歯磨き方について

2020.06.11

みなさんこんにちは★吉川デンタルクリニックです。 今回のブログでは何を書こうかな...と思っていたところに、たまたま読んだ記事で、興味深いものがあったので、これにしよう!と思いました。 ズバリそれは「バス法」についての記事。私は歯科衛生士と言う仕事柄、普段から歯磨きや歯についての情報に敏感になっています。 このバス法という歯磨き方法はみなさんご存知でしょうか?この方法はかなり昔からよく知られていた方法で、歯科界でも、一般の方でも知っている方が沢山いる有名な方法です。 私の中では歯肉退縮していたり、知覚過敏が出たりしている方にはお勧めしていません。バス法によって助長されることがあるからです。 ただ、歯肉が炎症でパンパンに張れている方にはとても有効な磨き方でもありますので、私達指導する側は、その人その人に合った磨き方を指導しなければなりません。 しかし、CMなどではいかにもすべての人に良い磨き方のようにバス法を取り上げているのが現状です。   今回はこのバス法についてですが、この方法を提唱したのは、なんと歯科医師ではなく当時病理学者で医学部の教授だった、その名もバス先生(笑) 今から143年前、アメリカでバス先生は「歯肉に向かって45度にして磨く方法」、バス法を提唱しました。しかしこれには、研究や裏付けのデータはなく、バス先生の一押しは実はフロス。 フロスはプラークの除去に大変重要という事で、これに関しては研究や論文など書かれていますが、バス法はフロスに付随する方法という事をバス先生は一番伝えたかったそうです。 歯磨きに関しては、1分で十分だ!みたいな先生だったそうで(笑) 実際スロスを熱心にしていたバス先生は一生ご自分の歯で100歳まで生きられたそうです。 当時はシルク製だったフロス。現在のナイロン製のフロスを発明したのも、このバス先生です。   この記事を読んでフロスの重要性を再確認したと同時に、バス法の中身の薄さに驚きました。バス法は時に大変有効な磨き方でもあるので、指導する側として、お伝えするタイミングや対象かどうかをしっかり診た上で使っていきたいと思います。   吉川デンタルクリニックでも、院長はじめ衛生士や助手からフロスの重要性を毎日患者様にお伝えしています。 このブログを呼んで、バス法について知りたくなった方、フロスの指導を受けたい方などおられたら、お気軽に吉川デンタルクリニックにいらしてください。 お待ちしております。

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