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JIADSペリオコースを受講して

2012.03.14

補綴コースに引き続き、今年の5月から半年間JIADSペリオコースも受講した。

 補綴コース受講中ではあったが、モチベーションの高い間に受講したいと思い、時期は重なったがチャンスに恵まれたこともあって、思い切って受講することにした。

 受講生は30代の開業医の先生が多く、総数も30名近くで講義室が満員であった。

内容は、歯周組織の解剖の話から、歯周病の診査診断、歯周外科の術式まで、基礎的な内容も最新の歯周医学についても触れられ、ペリオといえばJIADSといわれるだけあって、非常に充実した内容であった。豚の下顎骨を用いて歯周外科の実習を行うなど、実際の臨床に即したユニークな内容も含まれていた。講師の先生方は、ペリオに関して権威といわれるような先生方ばかりで、大きな刺激を受けると同時に質の高さに驚かされた。

臨床経験6年目というタイミングでこのような中身の濃いセミナーを受講できたことは本当にラッキーであった。

  セミナーを受講するまで、ペリオは診断、治療に関して自信が持てない領域であった。どの治療に対しても言えることであるが、ペリオは特に診断が重要で、繊細な技術を要する歯周外科は経験をつむ必要がある。補綴コースを受講して、補綴治療をする上で歯周環境を整備しなくてはいけない、と教えられ、ペリオコースを受講してその整備の仕方を教わった。

時期が重なり、体力的にも少しきつかったが、同時期に2つのコースを受講できて本当に良かったと思う。あとはいかに得た知識と技術を自分のものにするか、これを実践していくか実践していかないかで今後の歯科医師人生が大きく変わってくると思う。患者さんにより異なる歯周病の状態を的確に診断し、それぞれに応じ明確なビジョンをもってアプローチしていけるよう、これからも努力していきたい。

平成23年10月24日

 歯科医師 白江俊毅

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