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第56回春季日本歯周病学会に参加して:福島花明

2013.07.19

第56回春季日本歯周病学会に参加し様々な学びがあった。

中でも1つの大きなテーマは「口腔から全身を診る衛生士へ」だと実感した。
健全な口腔で美味しく食事をして栄養バランスを整え全身の健康へ、という良循環。そのアドバイザー役となる位置づけに歯科衛生士が居る。頑張って健全な口腔を手に入れても”何を、どう食べるか”が重要であり、そこまで提案できることがこれからの衛生士に求められると再認識した。

また、う食や歯周病はデンタルプラークによる感染症の一種である。デンタルプラーク中の細菌により菌血症を発症すると血液中の悪玉コレステロール量が増加し、動脈硬化や心筋梗塞などに結びつく。糖尿病を有する患者さんは菌血症に罹患しやすいので特にプラークコントロールが重要となる。予防を担う衛生士としてそのゴールは口腔内の健康から血管(全身)の健康へと設定すべきである。

少し違うかもしれないが”木を見て森を見る”ように見る(診る)力を養っていきたい。

平成25年7月17日
歯科衛生士 福島花明

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