01
どうして歯科医師になろうと思われたのですか?
祖父が歯科医師で、親戚にも歯科医師・医師がいるという環境で育ちましたので、医療の道に進むことは自然な成り行きでした。高校3年生の時に進路を決めるにあたって、当時TVで放映されていた学園ドラマの主人公の熱血教師にも憧れがありましたが、幼少の頃から近い存在であった歯科医師という仕事を選びました。ただ私は30年以上、根管治療の臨床セミナーの講師を務めたり、また根管治療だけにとどまらず義歯の臨床セミナーの講師を務めるなど、これまで多数の講演会・学会の講師を務めています。そういう意味では、結果的に“ドクターオブドクターズ”として多くの臨床家を教育、熱血指導して、高校生の時に関心を抱いていた講師と、歯科医師の2つの仕事に携わることができました。
02
現在の地域に開院するまでの経緯は?
大学卒業後、とにかく「良い仕事がしたい」という一心で全国歯科名医ガイドのようなものを見て、10箇所以上の歯科クリニックを回りました。そのうちの1つが大阪市梅田の加納歯科医院で、こちらで3年半の間勤務しました。就職面接の時に分かったのですが、加納歯科医院の院長・加納晴彦先生と歯科医師だった私の母方の叔父は大阪歯科大学の同期でした。そのことを私はまったく知らず、不思議な縁で私の親戚と関わりのある先生のクリニックで働かせてもらいました。その後、1983年11月に京都市北区烏丸鞍馬口で開院した後、2004年1月に現在地の烏丸御池へリニューアル移転しました。地下鉄「烏丸御池駅」から徒歩すぐと好アクセスで、烏丸鞍馬口からも電車で3駅ですぐ、移転前の患者さまにも来院しやすいと喜んでいただきました。烏丸鞍馬口の時は診療チェアが3台で、20年間でメインテナンスの患者さまが増え続けて手狭になってしまっていたのですが、リニューアル移転によりチェアの台数を6台へ増やしたり、病院の手術室で採用されている空気清浄機を導入したりするなど、設備面を拡充させることができました。