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こんにちは、歯科医師の白江です。
5月になり、五月晴れどころか真夏のような暑い日もありますが、皆さんは元気でお過ごしでしょうか。
今回は身近な生活習慣病である歯周病についてお話します。
昨今報道やCMなどで、糖尿病や心臓病と歯周病との相関性についてとりあげられることも多くなり、皆さんの関心も高くなってきているように思います。
歯周病は歯茎の病気と思われがちですが、歯周病は実は歯のまわりの骨の病気です。
歯周病の原因は、口腔内に常に存在する歯周病原因菌です。歯磨き、お手入れが不足し、磨き残しがあると、歯周病原因菌が磨き残し(歯垢)を栄養にして毒素を作ります。
その毒素がまわりの骨を溶かし、歯茎を腫れさせ、膿を出す原因になるのです。まわりの骨がなくなると歯がグラグラになりしっかり噛めなくなり、最後は歯が抜け落ちてしまいます。
一旦進行した歯周病はそれ以上進行しないようにすることが極めて重要です。自覚症状がほとんどないため、気づいたときはかなり進行してしまっていることが多いのも特徴です。
日々のお手入れが大切なのはいうまでもありませんが、歯科医院で定期的に検査を行うことが歯周病予防には効果的です。歯科用CTの導入により複雑な歯周病の病態が3次元的に容易に分かるようになり、その恩恵を患者さんに還元できるようになってきました。
健康な歯でしっかり噛むことは脳の血流を増やし、消化器にかかる負担を少なくし、十分に栄養を吸収することで、全身の健康に大きな影響を与えます。
おいしく食事することは心の健康にも繋がります。
歯周病の予防で健康な生活を得て、快適な口腔内でお過ごしいただけるよう我々もお手伝いさせていただきたいと思います。気になることがある方がいらっしゃいましたら、何なりとご相談ください。
2013.5.15 Dr.Shirae