6月2日に大阪で開講された、デキる、歯科医療スタッフになるセミナーを受講させて頂きました。講師は、歯科衛生士であり、医学博士、心理カウンセラーとしてご活躍されている、水木さとみ先生でした。
内容は、前半に歯科医療における患者さんとのコミュニケーションやカウンセリングスキルのお話しがあり、後半はグループごとに、具体的な事例をもとに、どうコミュニケーションをとればいいかのディスカッションと発表がありました。
このセミナーの中で、傾聴姿勢と共感のお話しがあり、普段、患者さんのお話しを聞いていると思っていましたが、正しく聞けていなかったと反省しました。
傾聴姿勢とは、無になって、ニュートラルな状態で、患者さんのお話しを聞くことで、
・的確な答えを言うために、回答を探しながら聞いてはいけない
・こちらの価値観を入れながら聞いてはいけない
・他の患者さんのケースを思い出しながら聞いてはいけない
・カウンセリングテクニックを意識して聞いてはいけない
・他のことを考えながら聞いてはいけない
ということでした。それが出来ていないと、しっかり聞いてもらっていると伝わらなくなってしまい、患者さんは話す気持ちを失うと教わりました。
また、共感とは、同意や同感、同情とはイコールではない。共感力とは、患者さんの世界を共有し、理解を深めることであり、患者さんに正しく共感すると、信頼を得ることが出来るということも学びました。
これらのことを学び、正しく聞くということは、意外に難しいのだなと感じましたし、とても大切ななことだと思いました。これからは、患者さんのお話しを正しく聞き、共感力を高めて、もっと信頼して頂けるようにコミュニケーションをとっていこうと思います。
2013年6月24日
歯科衛生士 福嶋ひろ美