先日、高輪歯科の加藤正治先生のセミナーに参加した。
学生時分から加藤先生の著書を愛読していたので、今回実際にお話を伺うことが出来、大変有意義であった。
患者さんの予防力、衛生士が提供する予防力を上げるには、口腔の個性を把握することと予防アイテムを理解して使いこなすことが重要である。ありとあらゆる多くの製品が溢れているが、1つずつ製品から入っていくのではなく、やりたいことは何か・ターゲットは何かの2点から入っていくと、自ずと的確な製品が決まる。勿論、個々の患者さんの特性や生活習慣も考慮した上で選び出される。このセミナーでは特にどの細菌か、その細菌はどこにいるのかに焦点を当てて、多くの製品、症例が提示された。
今までも、「この患者さんにはどの予防製品が良いか」ということを自分なりに精一杯患者さんとご一緒に考えてきたつもりだが、まだまだ知らない製品が山のようにある。情報を仕入れ、選択し、必ず体感するというサイクルを継続しつつ、自分で情報収集するのも限りがあるので、時折このようなセミナーに出てアップデートしたい。また、今回は隣り合わせた衛生士からも加藤式プロケアの実践について情報を伺うことが出来たので、今後もセミナーで積極的に話しかけたい。
平成25年11月30日
歯科衛生士 福島花明