昨年初の発表をさせて頂いたJIADS総会に今回は聴講者として参加した。
しかし、一度発表をした身になると発表内容だけではなく、プレゼンテーションの仕方、構成、スライドのデザインなど着眼点が多岐にわたる。
今回衛生士セッションを拝聴して一番強く思ったことは、基本事項の鍛錬をもっとストイックに行わなければならないことである。口腔内写真撮影、歯周基本検査やPCR然り、もっと良くしたいという思いはあるが時に甘えがあったのではなかろうかと自問した。正確な診査に基づき歯科医師が診断し、適切な処置を施す。その始まりである診査の精度を途切れることなく追い求めたい。
また、この総会だけで感じたことではないが、衛生士力とは、人間力とは何かと考えると「人を惹きつける魂の力」、「情報発信力」、「寄り添い力」ではなかろうかと思う。技と心を常に整えて日々真摯に患者さんと向き合いたい。
平成25年12月25日
歯科衛生士 福島花明