第54回デンタルハイジニストトレーニングコース「オーラルケアコース」に参加させて頂いた。テーマは「患者さんが続けたくなるプラックコントロールのすすめ方」で、最初に歯科衛生士の役割を歴史的観点から振り返り、歯周病について今一度復習してからプラックコントロールについて深めていった。歯周炎については勿論学校で習ったが、この時点で復習することで曖昧になっていたことの再確認や臨床での事例とリンクすることでより知識が身となった。時々教科書や書籍で基礎中の基礎を再確認するようにしたい。プラックコントロールテクニックのポイントは、Dr.Bassのバス法、フロッシングはUNWAXED(ご推奨はバトラー 850P)でサークル法で24時間に1回(高カリエスリスク者は8時間に1回)プラックを歯から”剥がしとる”ことであった。あとはこれを患者さん一人一人にどのようにお伝えし、セルフケアの重要性に気付いて頂き、実践し続けて頂くかである。コミュニケーション法などを駆使することも大事だが、根底には患者さん、ひいては人への思いやりの心が無ければならない。それが根底にあれば多少時間がかかる場合があっても必ずや伝わると日々の臨床で実感している。今回のセミナーは新卒の方が多かったが、今の時点で参加出来たことは自身の知識・スキル・心の整理が出来て有意義であった。
平成26年8月10日
歯科衛生士 福島花明