私は、今回、ホワイトニングコーディネーター講習会を受講させて頂き、ホワイトニングについて基礎から学ぶことができました。
私は、最近まで「歯科審美」についてあまり興味を持っておらず、知識もゼロに近い状態でした。しかし、ホワイトニングに関わらせて頂く機会が増え、少しずつ興味を持ち始めました。そして、実際に私もホームホワイトニングを体験させて頂き、白くなったという実感を得ることができました。それから一層、ホワイトニングについてもっと知りたいという思いが大きくなりました。そんな中、ホワイトニングコーディネータ講習会を受講させて頂く機会を頂きました。
今回のホワイトニングコーディネーター講習会で学んだことは、次のことです。
①基礎編
1. 歯の着色・変色
・外因性…齲蝕、口腔清掃不良、金属など
・内因性…遺伝性・代謝性疾患、化学物質、薬剤など
テトラサイクリン系薬剤…FeinmanのTC変色分類
F4はホワイトニング予後不良
2. ホワイトニング法の種類
・ウォーキングブリーチ法(無髄変色歯に対する漂泊法)
30~35%過酸化水素水+過ホウ酸ナトリュウムとを混合したペース
トを髄腔内に封入。
ホワイトニング前に、エックス線診査によって、緊密な根管充填を
確認する。
・オフィスホワイトニング(有髄変色歯に対する漂泊方法)
35%過酸化水素水+媒介粉末を練和し歯面に塗布し、これに可視光
線を照射。
松風ハイライト:歯面に塗布する直前に練和し、すぐに塗布。
・ホームホワイトニング(有髄変色歯に対する漂泊方法)
10%過酸化水素ジェルをマウストレーに入れ、家庭で装着するこ
とを数週間継続して歯を白くする。
ホワイトニング材は、マウストレーに少量注入。
マウストレーの取り扱いは、水洗して乾燥させておく。
・デュアルホワイトニング
オフィスとホームの2種類の漂泊方法を同時に行う。
②実践編
③ホワイトニングにおけるカウンセリングとケア
④患者さまの質問に対してどう答えるか
これら四つの項目について、基礎だけでなく、カウンセリングなど様々なことについて学ぶことができました。
ホワイトニングをする前のカウンセリングでは、患者さまに伝えるとともに確実に理解してもらうことが、とても大切だと思いました。しかし、患者さまに伝えるには、まず、自分自身に知識がないと伝えることはできないなと改めて思いました。だから、このホワイトニングコーディネーター講習会で学んだことを活かして患者さまにしっかり伝えていけたらなと思います。
そして、ホワイトニングでも、歯科衛生士が行うプロフェッショナルケアは、とても重要だということがわかりました。歯面清掃を行うことによって、ホワイトニング効果を高める、ホワイトニングの色調を維持する、後戻りを遅らせるといった、とても大きな役割を担っていることを学びました。だから、ホワイトニングでも歯科衛生士が行う、プロフェッショナルケアというのは、とても大切になってくるのだと思いました。
ホワイトニングコーディネータ講習会でいろいろと聞かせて頂いた中で、初めて知ったことがあります。 私の中で、そんなホワイトニングの方法もあるんだなと、とても驚かされました。
それは、歯のマニキュアです。結婚式などがあるので、すぐ白くしてほしいというときでも、すぐ白くすることができます。それに、歯の表面を削らずに、1回の来院で、短時間で希望の色にすることができ、こういう方法もあるのだなと、衝撃を受けました。一時的に、すぐに白くしたい人には、とても嬉しい方法だなと思いました。
このようにまだまだ私が知らないことがたくさんあるので、これを機に、ホワイトニングについてもっと知っていけたらなと思います。
今、「歯科審美」を行っている歯医者もたくさんあると思います。「歯科審美」に興味を持たれている人も多いと思います。歯をきれいにしたいと思っている人も多いと思います。
これは、ホワイトニングに関わらせて頂いて、歯を白くしたいと思っている人は、たくさんおられるのだなと私自身がとても感じていました。ホワイトニングをして明るくなった人もおられるし、雰囲気が変わった人もおられると講習会で聞き、変わるお手伝いを自分もしてあげらるんだなと思って、聞いていました。ホワイトニングについて、改めてすごいなと思いました。
ホワイトニングコーディネーター講習会を受けさせて頂いて、ホワイトニングについて基礎から学ぶことができました。まだまだ、学ぶことはたくさんありますが、これからも勉強して、ホワイトニングについて、もっと知っていけたらなと思います。今回、学んだことを実際に活かして、患者さまに満足して頂けるように頑張っていきたいです。
平成23年6月24日
歯科衛生士 杉本 茉矢